宮本武蔵、生誕の地に行ってきました！

高砂市米田にある、宮本武蔵の生誕の地に行ってきました！

当店からも、とても近い場所です。

ちょうど桜が満開で、小学生の子供たちも公園で遊んでおり、とてもエネルギーに溢れる場所でした✨

9歳まで宮本武蔵はここで暮らし、その後、岡山県の美作に移ったようです。

2冊ほど宮本武蔵に関する書籍を読みましたが、当時の価値観などを知ることは、とても興味深いです。

当時は、子供がうつけで、手がつけられないとき、親が子をあやめることも珍しいことではなかったようです。


腕に覚えがある武士は日本中を歩き渡り、その土地土地のわかりやすい場所に、「強い相手を求める、指定の場所で決闘する」といったようなことを書いた高札を立てて、

それを見た、また腕に覚えがある武士は決闘、私闘を申し込み、

勝った方は武功、名声を重ねていくことができたようです。


宮本武蔵も、13歳（現代なら中学1年）のとき、このような高札を見て、初めての決闘を申し込み、
勝つのですが、相手をあやめています。


武蔵の父親は、新免無二斎とされており、十手の使い手と言われています。


十手は、十手で相手の武器を奪ったりして、その後、組み手で相手を倒すといったような使い方で、武蔵はその戦い方を嫌っていたとされています。

武士は刀で戦うものだという信念ゆえだと思いますが、


武蔵は人生の中で決闘を60戦余りしていますが、無敗で、

実際は、この「十手の精神」、どのようなことをしても勝ちにこだわるという考えを幼少時の訓練で養い、それが芯にあったと思います。


どのようなときでも、太陽を背にして、
障害物があれば、自分が優位な場所にいるように動く、そのようなことの積み重ねが常勝、無敗を武蔵にもたらしています。

負けることは、ほぼ死を意味することですから、

武士の誇り以上に、論理的な思考をする人だったのでしょう。


巌流島の決闘のときも、武蔵は時間に遅れてはいないようです。


戦うタイミングや戦う前の状況などを重要視して、

戦う前から戦いが既に決していることが、戦いであることを武蔵は説いていますから、

武蔵以外の武士、武士の誇りを最重要とするものとは相容れなかったのかもしれません。


そのような武蔵の兵法ゆえに、小次郎を待たせたという逸話も生まれたようです。

実際に、相手をむかつかせたり、相手を油断させたところに斬り込むことも武蔵の兵法であったようです。


現代では、ここまでの武蔵の豪胆さは狂気とも言えますが、極まった論理的思考の一端は、現在の私たちも参考にすべきところがあると思いました。