バレーアーツについての考察
ギター好きあるあるかもしれませんが、たまに昔のカタログを検索するスイッチが入る時があります。
今回はバレーアーツのスイッチが入ったので、勉強になったことを書き連ねたいと思います。
2000年以前の話なので、当時からのギター 好きの方には普通の話かもしれませんが、
2000年当時でも中学生だった私には知る由もなく、そうだったのかという発見がありました。
まずウィキペディアを見てみると、
バレーアーツは80年代から人気を博し、
92年には韓国のサミックに売却、
93年に創業者のマイク・マクガイアもギブソンに転職、
2002年にギブソンでの製造が始まり、
2016年にはギブソンも製造をやめてしまった。
という時代の流れになっています。
これは多くの人がよく知る歴史ですね。
このウィキペディアの文章をそのまま読み解くと、92年には全てのバレーアーツがサミック製ということになります。
カタログを見てみると、
これがサミックのバレーアーツ95年
99年
サミック製バレーアーツが誕生しているわけですね。
しかし、日本の工房ハイエンドミュージックが組み込みをしていた日本製のMシリーズやカスタムプロも今でも人気がありますが、
こちらのカタログは94年発行。
92年にサミックにブランドを売却したけれども、日本製バレーアーツは生きてるわけです。
なんか不可解ですね笑
そしてこれが、アメリカのカタログ95年発行。
ここまでくるとミステリー感が出てきます笑
今まで、プレサミックであり、プレギブソンのバレーアーツが良いんだと教わって、素直に思い込んでいた概念が瓦解していきます。
サミックがブランドホルダーとして、
バレーアーツはサミックの傘下には入ったけれど、
日本製のバレーアーツもカリフォルニアのUSA製バレーアーツも当時はそういうビジネス上の流れとは関係なく、実際はそのまま製造を続けていたわけです。
しかも、サミック製のバレーアーツもあるので、ほぼ同時期に3つの各国のバレーアーツがあったということです。
ここで大方の謎は解けたのですが、
まだあのカリフォルニア・プロモデルの存在の謎もあります!
さらに調べを進めていくと、
93年までバレーアーツの拠点はノース・ハリウッドにあり、
サミック傘下に入ったことでカリフォルニアにあるサミックの工場での製造に変わったらしいです。
だから、カリフォルニアプロが出来たわけですね。
ウィキペディアよりも詳細にすると、
USA製にはノース・ハリウッド製、カリフォルニア製、ギブソン期
同時期に日本製、サミック製があったということになります。
でも、カリフォルニアの工場でも、カリフォルニアプロと、80年代当時から変わらない仕様のカスタムプロUSAも生産しており、ノース・ハリウッドにいた職人たちもほとんどはカリフォルニアにそのまま移っているはずですから、実際のところ、サミック期にそこまでクオリティが落ちるなんてことはなかったんじゃないかと思います。
ギブソン期でも、創業者のマイク・マクガイアも息子のジョン・マクガイアもいたわけで、見た目は昔のバレーアーツの方がかっこよかったけれど、ギブソン期もサミック期も十分に愛せるギターなんじゃないかなと思いました。
というところで終わりにしたいと思います😄
サミック製のバレーアーツもあれはあれで好きです。
今回はバレーアーツのスイッチが入ったので、勉強になったことを書き連ねたいと思います。
2000年以前の話なので、当時からのギター 好きの方には普通の話かもしれませんが、
2000年当時でも中学生だった私には知る由もなく、そうだったのかという発見がありました。
まずウィキペディアを見てみると、
バレーアーツは80年代から人気を博し、
92年には韓国のサミックに売却、
93年に創業者のマイク・マクガイアもギブソンに転職、
2002年にギブソンでの製造が始まり、
2016年にはギブソンも製造をやめてしまった。
という時代の流れになっています。
これは多くの人がよく知る歴史ですね。
このウィキペディアの文章をそのまま読み解くと、92年には全てのバレーアーツがサミック製ということになります。
カタログを見てみると、
これがサミックのバレーアーツ95年
99年
サミック製バレーアーツが誕生しているわけですね。
しかし、日本の工房ハイエンドミュージックが組み込みをしていた日本製のMシリーズやカスタムプロも今でも人気がありますが、
こちらのカタログは94年発行。
92年にサミックにブランドを売却したけれども、日本製バレーアーツは生きてるわけです。
なんか不可解ですね笑
そしてこれが、アメリカのカタログ95年発行。
ここまでくるとミステリー感が出てきます笑
今まで、プレサミックであり、プレギブソンのバレーアーツが良いんだと教わって、素直に思い込んでいた概念が瓦解していきます。
サミックがブランドホルダーとして、
バレーアーツはサミックの傘下には入ったけれど、
日本製のバレーアーツもカリフォルニアのUSA製バレーアーツも当時はそういうビジネス上の流れとは関係なく、実際はそのまま製造を続けていたわけです。
しかも、サミック製のバレーアーツもあるので、ほぼ同時期に3つの各国のバレーアーツがあったということです。
ここで大方の謎は解けたのですが、
まだあのカリフォルニア・プロモデルの存在の謎もあります!
さらに調べを進めていくと、
93年までバレーアーツの拠点はノース・ハリウッドにあり、
サミック傘下に入ったことでカリフォルニアにあるサミックの工場での製造に変わったらしいです。
だから、カリフォルニアプロが出来たわけですね。
ウィキペディアよりも詳細にすると、
USA製にはノース・ハリウッド製、カリフォルニア製、ギブソン期
同時期に日本製、サミック製があったということになります。
でも、カリフォルニアの工場でも、カリフォルニアプロと、80年代当時から変わらない仕様のカスタムプロUSAも生産しており、ノース・ハリウッドにいた職人たちもほとんどはカリフォルニアにそのまま移っているはずですから、実際のところ、サミック期にそこまでクオリティが落ちるなんてことはなかったんじゃないかと思います。
ギブソン期でも、創業者のマイク・マクガイアも息子のジョン・マクガイアもいたわけで、見た目は昔のバレーアーツの方がかっこよかったけれど、ギブソン期もサミック期も十分に愛せるギターなんじゃないかなと思いました。
というところで終わりにしたいと思います😄
サミック製のバレーアーツもあれはあれで好きです。